CompIT で方向性補正のカスタマイズ
初期設定では、方向性補正は最大 10m の距離から様々な 6 点距離を測定して、補正します。FARO テストでは、10m 以上での 6 点測定は、とても高い精度である事を定量しました。もし測定環境が方向性補正する程に約 10m と十分に広くない場合、その測定環境下で方向性補正を実行する為に最大距離を変更する事が出来ます。
重要事項: もし距離が短すぎて測定点が少な過ぎる場合、CompIT 初期設定を変更する事は精度低下を招く可能性があります。
方向性補正の最大距離は以下の方法で変更出来ます。
- CompIT を開きます。
- カスタマイズを選択します。
- 方向性補正タブを選択します。
- 補正タイプを標準からカスタムに変更します。
- 最大範囲を最大可能距離内に変更します。この距離は、最少 3m 以上で、最大 35m 以下に設定します。
- 補正する為の測定点数を設定します。最少測定点数は 3 点で、最大20 点まで設定出来ます。
- OK ボタンをクリックします。
- 初期設定以外を選択した場合、その旨を確認する問い合わせ画面が表示されます。[Yes] ボタンをクリックし、CompIT の現在セッションにカスタム方向性補正設定を確定します。
- 現在の設定を以後の標準設定として保存するかを確認する問い合わせ画面が表示されます。もし[Yes] ボタンをクリックすれば、それらの設定が PC 内に保存されます。CompIT を実行する毎に、これらの設定は、標準タブの設定変更より、カスタマイズ画面上の『保存された設定をロード』ボタンをクリックして、呼び出す事が出来ます。
キーワード:
CmompIT、カスタマイズ、補正、方向性補正、ポインティングコンプ