BuildIT Constructionへのデータのインポート
目的:
BuildIT Constructionでデータをインポートします。
学習内容:
- BuildIT constructionでファイルをインポートする簡単なワークフロー。
- BuildIT の操作。
- スキャンデータのインポート。
- CADデータのインポート。
チュートリアルデータのダウンロード
この記事で使用しているファイルをダウンロードする場合は、添付のトレーニングデータをダウンロードして、その内容をコンピュータのフォルダに展開してください。
スキャンデータのインポート
- デスクトップのBuildIT アイコンをダブルクリックしてBuildITを起動します。
- 下記の手順でトレーニングデータにあるスキャンデータをインポートします
- メニューバーから“ファイル > インポート > SCENE点群をインポート” をクリックします
- ファイルタイプをFLSに変更して“WetConcrete001.fls”が保存されているフォルダまで移動し 開く をクリック下さい。”
- インポートに対応したスキャンデータ形式
- 単一点 形式
- このインポート形式は、点群ではなく少数の点に使用する必要があります。 例としては、参照点、制御点などがあります。
- 対象となるファイル形式: .txt, .asc, .csv, .pts, .ref, 及び .xyz.
- テキスト点群形式
- このインポート形式は、以下のようなFAROファイルまたはE57ファイル以外の点群ファイルがあります。
- 対象となるファイル形式: .txt, .asc, .csv, .pts, .ref, 及び .xyz.
- FARO SCENE 点群ファイル形式
- このインポート形式はFARO レーザースキャナー用のデータがあります。
- 対象となるファイル形式: .fls, .fws, 及び.lsproj.
- E57点群 形式
- このインポート形式はE57形式を使用します。
- LAS点群 形式
- このインポートにはLASファイルとLAZファイルが含まれています。
- CPEクラウドのインポート
- このインポートは、SCENEまたはWebshareからのCPEファイル形式に使用されます。
- 単一点 形式
配置済みの複数FLSスキャンのインポート
Focusの生データと処理された複数スキャンの両方がインポート可能です。こちらのビデオでは両方のインポート方法について解説しています。
- 処理済みの点群データは SCENE点群をインポート を使い複数のスキャンを選択することができます。
- Focus Laser Scannerからの生スキャンデータは、フォルダ構造になっています。BuildITのメインワークスペースにフォルダごとドラッグ&ドロップする必要があります。
FLSや LSPROJをインポートする際に、生データ及び処理済みのスキャンを処理及び登録するためのオプションが表示されます。
- オフセットを適用 -を有効にすると、大きな座標や地理参照スキャンをBuildITのバウンディングボックスのオフセットが適用されます。
- 登録 - This allows for registration using SCENE's algorithms to combine and place scans. SCENEのアルゴリズムを使用して登録を行い、スキャンを組み合わせて配置できます。
- 登録なし - 配置は実行されません。
- ターゲットベース+点群間登録 - スキャンから抽出されたターゲットに基づいてスキャンが結合され、グローバルな最適化が実行されます。 スキャンでターゲットを抽出するには、「チェッカーボード機能の抽出」または以下にリストされている他の同様のオプションをチェックします。
- ターゲットベース - スキャンから抽出されたターゲットに基づいてスキャンが結合されます。
- トップビュー登録 - を組み合わせるために類似した断面や垂直面を使用します。 これは通常、建物やエリアがより垂直な面で有効です。
- トップビュー+点群間登録 - トップビュー登録の後にグローバルな最適化が実行されます。
- スキャンのカラー化 – これを有効にするとスキャンデータの着色ができます。スキャンの際に写真を撮るオプションが有効の場合点群をカラー化が可能です。
- その他のオプション
- すでに処理済みのスキャン処理を矯正実行 - これを有効にすると、SCENEで以前に作成または処理されたスキャンに以下のオプションが強制的に実行されます。
- チェッカーボード要素を抽出 – これを有効にすると、スキャンデータからチェッカーボード要素を抽出し、BuildITに点データを生成します。
- マーカー機能を抽出 - これを有効にすると、スキャンデータからマーカー要素を抽出し、BuildITに点データを生成します。
- 球要素を抽出 - これを有効にすると、チェックボックスの右側に表示される半径の球をスキャンデータから抽出します。 スキャンにて使用された球サイズを入力してください。
- 暗いポイントをフィルタ - 反射率の値が低いデータを自動的に削除します。 暗い点ほど、レーザーの反射強度が低くなります。
- 距離でフィルタ - このオプションは、ユーザーが入力した最小値と最大値の間のデータのみを保持します。これは、屋外でスキャンする場合や、大規模なサイトで、より遠くのデータを解析する必要がない場合に便利です。
CADデータのインポート
- “ファイル > 保存” を選択して、現在のファイルを “Imported Scan Data” と名前をつけて保存します。これにより、プロジェクトは .buildit 形式ファイルとして保存されます。 これがBuildITの一般的なファイル形式です
- “ファイル > 新規” として新しいプロジェクトを開始します。
- “ファイル > インポート > モデルをインポート” を選択してCADデータをインポートします。
- インポートに対応したCADデータ形式
- AutoCAD (2013-2020)
- *.dwg and *.dxf
- ACIS
- *.sat
- IGES
- *.iges
- STEP
- *.stp, *.step
- Revit (2015-2020)
- *.rvt
- Industry Foundation Class – IFC (2x3 and 4.0)
- *.ifc, *.ifcxml, *.ifczip
- BuildIT
- 異なるファイルやプロジェクトをまとめて結合するのに便利です。
- 異なるファイルやプロジェクトをまとめて結合するのに便利です。
- AutoCAD (2013-2020)
- インポートに対応したCADデータ形式
- トレーニング用データ “BasementFloor.rvt” が保存されているフォルダまで移動し インポート をクリック下さい。
- .rvt ファイルをインポートした結果は下図のようになります。
まとめ:
これができれば、ファイルのインポートを使用した次のことを理解した事になります:
- BuildIT constructionでファイルをインポートする簡単なワークフロー。
- BuildIT の操作。
- スキャンデータのインポート。
- CADデータのインポート。