SCENEオンサイト登録
概要
オンサイト登録では、1つのスキャンからでも、複数のスキャンからでも、3D スキャンデータを現場のコンピュータに直接ワイヤレスで送信して同時に処理を行うことができます。合わせて、スキャンはリアルタイムで自動的に配置可能です。
スキャナーからPCスキャナーへ接続
スキャナーへ直接するには、以下の手順で行ってください。
- スキャナーを起動します
- [管理]>[全般]>[WLAN]とメニューを進めます。
- [ステータス]トグルスイッチを ON 位置にします。
- [モード]を[アクセスポイント]にします。
- スキャナーのIPアドレスとネットワーク名をメモしてください
- コンピュータからスキャナーのネットワーク名と同じものを探して接続します。
- パスワードを使用して接続します。0123456789
注記:スキャナーのネットワークは54Mbit/sのデータ転送速度に制限されています。より高速に接続するには、[モード]を[アクセスポイント]から[WLAN] 切り替えることで、既存のローカルネットワーク経由でスキャナーに接続することができます。これにより、5GHzネットワークで最大150Mbit/sの転送速度を実現します。
ネットワークセキュリティステータスの確認
- ネットワークの一覧を開き、
- スキャナーのネットワーク名の[プロパティ]をクリックします。
- ネットワークプロファイルが[プライベート]にチェックされていることを確認します。
接続の問題が発生している場合は、ファイアウォールまたはWindowsグループポリシーがデータ転送をブロックしている可能性があります。セットアップ/トラブルシューティングの情報については、ここをクリックします。その他の接続情報については、Focus Scaner のマニュアルをダウンロードしてください。
SCENE からスキャナーへ接続
- PCからスキャナーへ接続が出来たら、SCENEを開きます。
- [設定]>[全般]に移動して、
- 下方にある[ユーザーインターフェイス]の [スキャンカテゴリを表示] にチェックが入っていることを確認します。
- [戻る]矢印をクリックして戻ります。
- [スキャン]リボンの、[オンサイト登録]をクリックします。
- スキャナーのIPアドレスを入力して、[接続]をクリックします。
- [オンサイト登録]をクリックして開始してください。
オンサイト登録
- スキャナ上で、[管理]>[現場登録] とメニューを進めます。
- [現場登録]オプションが ON の位置に切り替わっていることを確認します。
スキャナーのファームウエアのバージョンによっては、ホーム画面のアイコンをスワイプすると有効になります。 - 処理を有効化とスキャン点群を構築 を設定します。
- 必要に応じてスキャンプロジェクトを設定します。
- PC で、[ホーム]をクリックして、プロジェクトの設定を再確認します。
- [マップ]をクリックし、
- [スキャンを開始]をクリックしてスキャンを開始します。
トラブルシューティング
スキャンが登録の失敗
スキャンの登録が失敗した場合、次のような警告アイコンが表示され、スキャンのステータスは失敗になります。
登録に失敗する最も可能性の高い原因は、スキャン同士のオーバーラップが不足していることがあります。
- スキャナを最後のスキャン位置に近づけます。
- もう一度スキャンすると、新しいスキャンが登録されます。
- 前回の失敗したスキャンを選択します。
- [再登録]をクリックします。
- スキャンに失敗した場合は、正しく登録する必要があります。
エラーメッセージ:"No Connection to SCENE.Trying to connect..."
SCENEからスキャナーに接続した後でも、スキャンの際にこのメッセージが表示された場合は、ファイアウォールがデータ転送をブロックしている可能性があります。
Windows 10 で例外のポートを追加
接続の問題が続く場合は、スキャナーの入力ポートに例外を追加する必要があります。
- ネットワークの[設定]画面から、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
- [ファイアウォールとネットワーク保護] 画面で、[詳細設定]をクリックします。
- [セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール] 画面で、[受信側の規則]をクリックし、 [新しい規則...]をクリックします。
- [新規の受信の規則ウィザード] 画面が表示されます。[ポート]を選択して、[次へ]をクリックします。
- [特定のローカルポート] を選択してスキャナーのポートを入力欄に入力し注記:スキャナーのポートは、スキャナの[オンサイト登録]メニュー内に記載されています。[次へ]をクリックします。
- [接続を許可する] を選択して[次へ]をクリックします。
- [ドメイン]、[パブリック]、[プライベート]ボタンにチェックが入っているのを確認して、[次へ]をクリックします。
- ルールに名前を付け、必要に応じて説明を追加して、[次へ]をクリックします。
グループポリシーの編集
接続の問題が続く場合は、Windows 10 のグループ ポリシーで安全でないゲストログオンを有効にする必要があります。
- Windowsの検索欄に "グループポリシー" と入力します。
- 一覧から[グループポリシーの編集]をクリックします。
- [ローカルグループポリシーエディター] 画面から、[コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > ネットワーク > Lanmanワークステーション > 安全でないゲストログオンを有効にする]を開きます。
- [ポリシー設定]リンクをクリックします。
- [有効]にチェックを付けます。
- [OK]をクリックして閉じます。
- コンピュータを再起動してください。