V1/V2 Laser Line Probe 用の低温環境時の操作ガイドライン
寒い環境下で 旧タイプの V1 やV2 レーザースキャナーを稼働させるには、いくつかのヒントがあります。
- 精度がそれほど求められなければ、プローブキャリブレーションを失敗してもそのままGeomajic や Polyworks の様なソフトウェアを使い点群を素早く簡単に収集すれば、スキャナーを使用するには妨げにはなりません。たとえ失敗しても、アーム/スキャナー/ソフトウェアは新しいブローブ校正結果を使用します。
- プローブ校正を失敗していたら、その状況次第ですが、校正ログを確認します。0.2 mm 程度であれば、中精度の用途としてスキャンすることができます。従って、スキャナーを使用するときの温度が必ずしも25℃ 以上である必要はありません。
- 高精度の用途で使用する場合や校正を合格させるために、使う前に1.5 時間暖機を実施します。暖機が短くても校正は合格するかもしれませんが、実際の環境が寒い場合は精度が悪くなるかもしれません。大事なことは、Faro アームの暖機中にレーザーが出力されており、エンドストップ(停止位置でない)がオフになっていることを確認することです。アームが停止位置に戻った場合、レーザーはオフになるので、動作温度に達することはありません。
キーワード:
V1 LLP、 V2 LLP