BuildIT Construction床面の平面度とレベルASTM E1155
目的:
BuildIT ConstructionでFLSファイルをインポートし、ASTM E 1155 規格に準じたFF/FL 解析を実行します。
学習内容:
- ファイルのインポートからサーフェス偏差分析のレポートを作成する簡単なワークフロー。
- BuildITの操作、*FLSファイルのインポート。
- 点群の分割。
- 測定線を示す直線を作成。
- FF/FL 解析の実行。
- レポートの作成。
チュートリアルデータのダウンロード
この記事で使用しているファイルをダウンロードする場合は、添付のトレーニングデータをダウンロードして、その内容をコンピュータのフォルダに展開してください。
注:このワークフローは、床または壁の分析ワークベンチで完了することができます!
FLS ファイルのインポート
- デスクトップのBuildIT アイコンをダブルクリックしてBuildITを起動します。
- 下記の手順でトレーニングデータにあるWetConcrete001.flsをインポートします。
- メニューバーから“ファイル > インポート > SCENE点群をインポート” をクリックします。
- ファイルタイプをFLSに変更して“WetConcrete001.fls”が保存されているフォルダまで移動し 開く をクリック下さい。
- インポート完了後、点群が現在のビューの外側になる場合があります、すべてズーム アイコン をクリックしてプロジェクト全体を表示します。
解析領域を拡大表示して点群を分割する
- 下図のように調査領域を拡大表示させます。
- 分析に必要な領域の点群を分割します。
- “微調整 > 点群の分割” をクリックします。
- “点群” で "WetConcrete001"を選択します。
- “多角形選択” のラジオボタンを選択し、 “多角形ツール” ボタンをクリックします。
- 下図のように調査領域を多角形選択します。
- “維持された点” の “内側/下” を選択を確認します。
- 適用 をクリックします。
測定線毎の直線の作成
次に、測定ごとに直線を作成します。下図に示すようになります。
ヒント:この線は、一般的な測定器での測定と同じような位置となります。
ヒント:ASTM E1155レイアウトツールを使用して、ランの作成を合理化します。
- 試験するエリアの中心点を選択します。
- 作成するランの長さを選択します(最低10フィート)。
- 線の間隔を空ける距離を選択します。
- 適用を選択します。
- 必要な数だけテスト位置を作成することができます。コマンドを実行すると、それぞれにスクリーンショットが表示されます。
- “作成 > 線 > 線” を選択します。
- 始点、終点の順に選択して線を作成します。
- 線が描けたら、 作成:線 パネルの適用ボタン をクリック下さい。
- 何回か繰り返して、上図のように線を作成します。
ASTM E1155 床面の平面度分析
注:エラーを回避するために、床面の平面度分析を実行する前に現在のプロジェクトを保存してください。
- メニューバーの“評価 > Floor/Grade Analysis > ASTM E1155 床面の平面度分析” をクリック下さい。
- Cloud で点群を選択してください。
- Sample lines で測定線をすべて選択してください。
- プロジェクトで指定されているFF/FL値を入力してください。このレッスンではデフォルト値を使用します。注:スキャンデータがまばらな場合は、接触パッチの直径を大きくしてください。 コンタクトパッチの直径は、スキャンデータから測定値を決定するためにソフトウェアが使用する各サンプルポイントでの検索距離を表します。
- 適用ボタン ボタンをクリック下さい。
注:メトリック標準ASTM E1155Mの場合、「メトリック標準(ASTM E1155M)を使用する」がオンになっていることを確認してください。
解析結果からレポートを作成
- このコマンドは自動的に規格に沿ったレポートを作成します。
- をクリックして、レポート作成アイコンをクリック下さい。
- プロンプトが表示されたら、PDFレポートの場所と名前を指定します。 BuildIT Report Writerが起動し、レポートを作成します。
まとめ:
これができれば、ASTM E1155 モジュールを使用した次のことを理解した事になります:
- ファイルのインポートからサーフェス偏差分析のレポートを作成する簡単なワークフロー。
- BuildITの操作、*FLSファイルのインポート。
- 点群の分割。
- 測定線を示す直線を作成。
- FF/FL 解析の実行。
- レポートの作成。