壁の平坦度 - BuildIT Construction CADデータあり
目的:
BuildIT Constructionで、CADと点群データを利用して壁の平坦度を測ります。
学習内容:
- モデルとスキャンを比較して分析するための簡単なワークフロー。
- BuildITを起動、BuildITファイルを開く、ビューポートの操作。
- スキャンデータとCADサーフェスの関連付け。
- スキャンデータとCADデータを比較してサーフェス解析。
- 分析の注釈を作成。
- 注釈と分析を使ってレポートを作成。
チュートリアルデータのダウンロード
この記事で使用しているファイルをダウンロードする場合は、添付のトレーニングデータをダウンロードして、その内容をコンピュータのフォルダに展開してください。
壁面のビューをアクティブにする
メニューから、“ファイル> 開く” でファイルを保存した場所まで移動して “Module 7.3.buildit” ファイルを選択して開きます。
- “Wall to Analyze” viewビューを有効にします。
- マネージャの表示にある “Wall to Analyze” という名前のビューを右クリックします。
- “表示の復元”. を選択します。“主観ビュー“を使用して、操作しやすいエリアに移動することもできます。
スキャンデータとCADサーフェスの関連付け
- これで、スキャンデータをCADサーフェスに関連付けることができるようになりました。これにより、ソフトウェアはCAD面に近いスキャンポイントのみで解析を行うことができ、処理を迅速に行えます。
- メニューから “微調整 > 自動関連付け” をクリックします。
- “点群” 欄に Cloud1 点群を選択します。
- “幾何形状” 欄に 3つの出入り口のある "surface p2590"を選択します。
- “次よりも遠い点を除外” にチェックが入っているのを確認して値に6インチを入力します。このオプションは、関連付ける点を最大6インチまで検索します。 6インチより遠い点は無視されます。
- “適用” をクリックして結果を確認します。
サーフェス解析を実行
- 点をCADに関連付けると、表面分析を実行できます。
- メニューで “評価 > サーフェス偏差分析” をクリックします。
- “サーフェス” 欄に3つの出入り口のある "surface p2590"を選択します。これにより、サーフェスに関連付けられているすべてのポイントが呼び出されます。
- “最長検索距離” を6インチに設定して、関連付けコマンドで設定された距離と同じにします。.
- プレビュー をクリックして解析を行います。
- “色スケール” をレインボー – 赤-緑-赤 にセットし、これにより、許容範囲外の点が黄色から赤色になり、許容範囲内のポイントが緑色になります。
- “分析モード” を “色付けされた点群” にします。
- “限度” で、制限の計算を “User-defined” に、 このチュートリアルでは、許容差を1インチにします。 “上限公差” に1 を “下限公差” に -1 を入力します。
- 注:カラースケールには、USIBDの下位または上位の範囲を使用することもできます。
- 注:カラースケールには、USIBDの下位または上位の範囲を使用することもできます。
- “適用” をクリックして結果を確認します。
注釈を作成
- 次に、スキャンとCADの間の偏差を表す注釈を作成して可視化します。
- メニューから“評価 > サーフェス検査の注釈” をクリックします。
- 最小注釈(3Dのみ) のラジオボタンを選択します。
- スキャン点を選んで適用 をクリックするか、マウスの中ボタンをクリックして確定します。
- 前のステップを繰り返していくつかの注釈を作成します。 表示:保存 をクリックして注釈を含むビューを作成します。Deviation Analysisと名前を付け保存ください。
注釈と分析を使ってレポートを作成
- 作成したアイテムをレポートに追加します。
- Select items to include in the report.
- レポートに追加するアイテムを選択します。
- 右クリックし、レポートに追加 を選択します。
- アイテムが意図した順序になっていない場合は、アイテムを選択してドラッグすることにより、アイテムを上下に移動できます。
- レポートタブをクリックして、レポート作成アイコン をクリックしてレポートを作成します。
- Select items to include in the report.
まとめ:
これができれば、CADを使った壁の平坦度 モジュールを使用した次のことを理解した事になります:
- モデルとスキャンを比較して分析するための簡単なワークフロー。
- BuildITを起動、BuildITファイルを開く、ビューポートの操作。
- スキャンデータとCADサーフェスの関連付け。
- スキャンデータとCADデータを比較してサーフェス解析。
- 分析の注釈を作成。
- 注釈と分析を使ってレポートを作成。