SCENE でサポートされるエクスポート形式
概要
これらは FARO SCENE データを他のソフトウェア製品と共有するために使用できるエクスポート形式です。エクスポートファイル形式の詳細については、SCENEユーザーマニュアルを参照してください。
形式 | メモ |
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CPE: スキャン形式、FARO独自 | CPEはFAROが開発した点群データ用の新しいファイルフォーマットで、 柔軟な品質設定で最小限のファイルサイズを実現した形式。 |
DXF : CAD形式、Autodeskのバージョン互換ファイル | 最も一般的な CAD 形式で、ほとんどすべての CAD ソフトウェアでこの形式を読み取ることができます。SCENE はスキャンポイントや 3D オブジェクトをエクスポートしますが、3D オブジェクトはソリッドとしてエクスポートされず、メッシュのテクスチャはサポートされないなどの制限があります。 |
E57 : ASTM が定義している標準形式 | この形式はオブジェクト用ではなく、スキャンポイント専用です。SCENE はスキャンポイントを E57 形式でインポートおよびエクスポートできます。 |
IGES : CAD 形式、業界で最も多く使用されている形式 | このフォーマットは、DXFでは扱えないソリッドオブジェクトを扱うことができます。DELMIA 製品などの一部の CAD ソフトウェアでは、この形式を読み取ることができますが、実際にはすべての IGES オブジェクトをサポートしているわけではありません。SCENEオブジェクトや点群は、メッシュのテクスチャを除き、すべてこのフォーマットで保存できます。点群にはファイルサイズが大きくなるので、このフォーマットは使用しないでください。 |
POD: Pointoolsスキャン形式 | Pointoolsは、様々な3Dデータタイプからの分析、編集、ビジュアルコンテンツの制作環境を提供するサードパーティ製アプリケーションです。 |
PTC : スキャン形式 | この形式は、kubit の PointCloud および FARO Cloud で使用されます。 この形式オプションは、PointCloud でネイティブの FARO FLS スキャンファイルを読み取ることができるためSCENE 5.2 以降では削除されています。 |
PTS : スキャン形式 | この形式は、 Leica Cyclone をはじめとするさまざまなソフトウェア製で使用されます。 |
PTX : スキャン形式 | この形式は、 Leica Cyclone をはじめとするさまざまなソフトウェア製で使用されます。 |
RCS: ReCapスキャン形式 | スキャンをRCSファイル形式にエクスポートすると、エクスポートされたファイルに各スキャンポイントのxyz座標とRGBまたは反射値が保存されます。複数のスキャンを複数のRCSファイルとしてエクスポートもしくは、1つの統合ファイルとしてエクスポートできます。 |
VRML : インターネット用3D ファイル形式 | 多くの 3D CAD および設計ソフトウェアはこのフォーマットを扱えますが、ポイントデータを無視するものもあります。CADデータをSCENEにインポートに利用できます。 |
XYZ バイナリスキャンデータ形式 | 読み取り可能なテキストファイルではなく、ファイルサイズが小さいバイナリ形式 です。 |
動画
この 11 分間の YouTube チュートリアルでは、FARO アプリケーションエンジニアである Chris Palmer が、SCENE 5.3 で使用できるエクスポートオプションについて説明します。この動画は、FARO レーザースキャンデータをさまざまなサードパーティソフトウェアでどのように使用して多くの成果を得るかを示す入門動画です。
キーワード:
FARO Laser Scanner, LS Scene, Scout, ScoutLT, サードパーティ, 3rd パーティ, サード パーティ, igs