SCENE でスキャン設定をエクスポート
概要
スキャンをエクスポートする場合、SCENE エクスポート設定により、ファイル作成を最適化して品質とサイズのニーズを満たすことができます。
スキャンのエクスポート
プロジェクトスキャンまたは点群のエクスポート
- プロジェクト内のすべてのスキャンをエクスポートするには、エクスポートリボンの[スキャンのエクスポート]をクリックします。
- [スキャン点群のエクスポート - 順序付けなし] または [スキャンのエクスポート - 順序付け]をクリックします。(ここをクリック 2つの選択肢について説明します。)
個々のスキャンまたはクラスタのエクスポート
- 特定のスキャンまたはクラスタをエクスポートするには、構造ビューの目的のアイテムを右クリックします。
- メニューの [エクスポート] をクリックします。
- エクスポートするファイルのタイプと、順序付け、または順序付けなしのいずれかのフォーマットをクリックします。
エクスポート設定
ファイルタイプと保存パスを選択した後、必要に応じてエクスポート設定を変更きます。
フルスキャン/選択 - フルスキャンおよび選択は、ツリー内の単一のスキャンから、またはポイント選択からエクスポートを行う場合にのみ利用可能です。
最小 距離/最大 距離 - これらの値は、スキャンポイントからエクスポートするスキャナまでの最小距離と最大距離を決定します。最小値または最大値を超えるポイントはエクスポートされません。エクスポートされたポイント数を減らすと、ファイルサイズが縮小されます。
サブサンプル - 行または列設定を増やし、ポイントの行または列のエクスポート数を決定します。1 の値、すべての行または列にエクスポートします。2 の値、行または列を 1 つおきにをエクスポートします。10 の値は行または列を 10 おきにエクスポートします。その他の数値も同様です。
[カラーとグレイスケール] – これにチェックを入れると、各スキャンポイントの RGB とグレースケール(明度)の値を、利用できる場合にエクスポートします。
スライス設定
一部のファイル形式では、指定した上限および下限の間の、スキャンスライスをエクスポートできます。サポートされているファイルタイプ: CPE、DXF、IGES、PTS、Pointtools POD、VRML、XYZ。
スライスのエクスポート - このボックスをチェックして、スキャンスライスをエクスポートします。
1 スライス - 単一のスキャンスライスをエクスポートします。
スライスをエクスポートするには、事前に選択したオプションの 1 つをクリックするか、カスタムスキャンを選択して、セクションの方向を定義する必要があります。
- スライス上部 - 平面から距離でスライスの上部を定義します。
- スライス下部 - 平面から距離でスライスの底部を定義します。
例えば、上部が 2 で下部が1のXYスライスは、スキャン下部と平行な、平面の1m上から開始、平面の 2m 下で終了するスライスを作成します。
平面別スライス - 複数のスライスをエクスポートします。
- スライス厚 - スライスとしてエクスポートされる各平面の厚さを決定します。
- 最大 スライス半径 - エクスポートする各スライスの幅を決定します。
特定ファイルの設定
VRML
VRML設定では、ポイントに対応していないプログラムで使用するために、スキャンを球およびボックスとしてエクスポートすることができます。座標系を変更し、VRML 2 フォーマットにエクスポートすることもできます。
DXF
選択したオブジェクトの名前をエクスポートする場合、オブジェクト名のエクスポートボックスをチェックします。
XYZ
[行/列を含める] - エクスポートファイルに行および列情報を含めます。
未処理反射をエクスポート - エクスポートするファイルに未処理反射値を含めます。
IGES
部品、作成者、または組織情報を、対応するフィールドに入力します。
スキャンポイントを表示 - [ポイント] または [球] をクリックして、スキャンポイントを表示する方法を指定します。
[色を設定:]
- [IGES デフォルト] – エクスポートファイルはレベルの指定を保存していないので、CAD システムはデフォルトのレベルを使用します。
- [スキャンポイントの色] – スキャンポイントのグレイ値またはカラー値を使用します。
- [スキャン固有] – エクスポートが複数のスキャンから構成される場合、異なるスキャンのスキャンポイントの色は異なります。
[レベルを設定:]
- [IGES デフォルト] – エクスポートファイルはレベルの指定を保存していないので、CAD システムはデフォルトのレベルを使用します。
- [スキャン固有] – エクスポートが複数のスキャンから構成される場合、異なるスキャンのスキャンポイントのレベルは異なります。
[オブジェクト]
- [無限平面] – 境界のない理想的な平面は、理想的平面として境界なしでエクスポートします。この指定がない場合、四角形をエクスポートします。
- [オブジェクト名をエクスポート] – オブジェクト名をエクスポートします。
- [レベル]- オブジェクト名のレベル割り当て。
Pointools POD
圧縮精度 - POD ファイルはクラウドデータを圧縮します。その際、維持したい精度を設定できます。データ取得に使用する機器の精度を考慮し、圧縮精度を高く設定しすぎないようにする必要があります。
[法線の生成] - 点照明には法線が必要となります。このデータはソースファイルからインポートされるか、インポート時に生成されます。
- [標準]- 変換操作なし
- 最も鋭利、より鋭利、鋭利 - 法線の質、オブジェクト表面に対するファセットの度合い。
- 最もスムーズ、よりスムーズ、スムーズ - オブジェクト表面の曲線の度合い
空間フィルタ方法 - 上級ユーザー向け。通常はデフォルト設定で十分です。
空間フィルタ精度 - 圧縮精度と同様に、設定が高すぎるとエラーが発生する可能性があります。
CPE
- 数値分解能 - スキャンデータのタイプ、または自分の希望する値に応じて、事前設定の 1 つを使用します。
- カラー - エクスポートしたスキャンポイントに使用するカラー数をトゥルーカラーに、またはファイルサイズが小さいけれどカラーグラデーションの表示品質が劣る場合ハイカラーに設定します。
- 未処理反射をエクスポート - FARO® Laser Scanner には 0 ~ 2047 間の反射値を使用します。
- 法線ベクトルをエクスポート - スキャンポイントの法線ベクトルをエクスポートします。
- 推定サイズ - エクスポートしたスキャンポイント100万あたりの推定ファイルサイズ(MB)。