FaroArm用校正証明書
概要
すべてのFaroArm®には、個々のボール直径が検査および認証されていることを示す校正証明書が付属しているため、プローブ直径の適格性を認証する必要はありません。この記事では、証明書の内訳を示し、その読み方と意味について説明します。
機器納入後は、品質要求を満たすために、定期的にプローブ認証を、認定を受けた現地のサービスプロバイダーまたは企業内の認証サービスによって行う必要があります。
サーティフィケート・アナトミー
- モデル:FaroArmのモデルです。
- シリアル番号:FaroArmの固有の識別番号です。
- 認定日:認証が発行された日付です。
- 校正基準:FaroArmの校正に使用する基準です。
- 証明書番号:FaroArmに発行される認証番号です。
測定基準トレーサビリティーチャート
主に監査用の参考資料として使用され、FaroArmが品質基準を満たしていることを確認するための信頼の源となっています。
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使用されるアーティファクト:校正プロセスで使用される認定された内部アーティファクト。
- アセット番号:内部参照とトレーサビリティ用にアーティファクトをシリアル化するための番号です。
- 校正期限:認証された各アーティファクトの期限。認証日に、校正に使用されたアーティファクトがコンプライアンスの範囲内であることを保証します。
注記:この日は、お使いのFaroArmの校正再認証の期限ではありません。これはアーティファクトの校正に対してのみ適用され、お使いのデバイスには適用されません。
- SIトレーサビリティー番号:FARO ®が国際単位系へのトレーサビリティを持つ校正済みのアーティファクトを使用していることを示す参照番号です。
校正結果一覧表
実施した個々のテストとその結果の概要です。 (1)の欄は、校正の際にFaroArmで行われるテストです。
- 実施済みテスト:10360-12規格に準拠した実施された校正テストです。以下の「ISO 10360-12規格」セクションを参考にして、各テストの内容を把握してください。
- 3 単一点精度検証テスト(SPAT)
- Psize
- PForm
- LDIA
- EUni
- 仕様:モデルの基準です。
- 測定:結果(テスト時の最大の誤差となります)
- 結果:合格または不合格のいずれかとなります。
入出庫時の機器の状態
- [新規]:工場出荷時の新品です。
- 仕様内:すべてのテストに合格しました。
- 仕様外:テスト時にFAROの基準を満たしておらず、お使いの機器に固有の問題があります。
- 操作不能:テストは完了することができませんでした。デバイスが完全に機能していない可能性があります。
ISO 10360-12規格
この規格では、4回のプロービングテストと1回のディスタンステストが必要です。テストの結果はエラーとなり、各テストにはMPE(最大許容誤差)が設定されています。
サンプルレポート
こちらをクリックして、サンプルレポートの個別の校正結果とその意味についてご確認ください。注記:このサンプルレポートは、ASME B89.4.22規格に基づいた古いFaroArmモデルのものです。
このレポートでは、長さ、Armのポジション、象限の観点から測定を行っています。
FaroArmの各モデルの象限位置: