FaroArm での自由度の低下が精度に及ぼす影響
測定物の大きさによっては、FaroArm は自由度損失が発生する事があります。自由度損失によりArmチューブの曲がりが発生し、これによって、エンコーダ装置がプローブ位置を記録出来なくなり、測定結果が正確ではなくなります。この状態では、FaroArm の校正を実施しません。
一般的に自由度損失が発生しやすい姿勢は、以下の通りです。
- 有限回転エンコーダがエンドストップ状態
- FaroArm が垂直方向に立っている状態
- FaroArm のベース固定付近を測定しようとしている状態
FaroArm の動きは、常になめらかである必要があります。もしアーム動きに対して余計な負荷が必要な場合は、自由度損失が発生している事が考えられます。添付資料には、自由度損失している状態のアーム姿勢の例が掲載されています。
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